顔つきでうつ病なのか完全に見極めることはできません。

しかし、うつ病に近づいているとわかれば、早めの対応もできますよね。

症状がひどくなる前に気づいてあげましょう

 

・無表情

健康的な人は、表情を変えることも簡単ですよね。

中には、元々あまり表情を変えない人もいますが、喜びや悲しみを感じたとき、ふと顔に出ることも多いでしょう。

うつ病の人は、顔から表情が消えて無表情になってしまうのです。

ぼーっとすることも多くなります。

そのときは気分の浮き沈みもなく、何に対しても興味関心がなくなるのです。

楽しい会話をしても、共感できなければ理解することも難しいでしょう。

表情もなくなれば、うまく発言するのもできなくなってきます。

思考停止し、考えられなくてただひたすらぼんやりしてしまうのです。

無理に笑わせようとしたり、怒らせるような行動はやめてあげてくださいね。

症状が改善されていけば、自然に表情も戻っていくでしょう。

 

・目がおかしい?

表情もなくなりますが、目をよく見てみるとわかりやすいかもしれません。

普段の生活の中で、何気なくしている会話。

そのときに相手と目を合わせて話しますよね。

しかし、うつ病の人とは視線が合わず、そのような会話ができなくなります。

目がうつろで焦点が定まらず、ふわふわとどこかを眺めているのです。

また、ギョロッと目が飛び出ているような目つきをすることもあります。

健康な人が、その目つきを見ると多少の恐怖も感じるかもしれませんね。

しかし、うつ病になっている本人も気にしていることです。

指摘するのではなく睡眠の影響がないか確認したり、マッサージをしてほぐしてあげるといいかもしれません。

元々表情があまり変わらない人のうつ病を察知する場合には、目つきがおかしくないか見てあげましょう。

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・不機嫌そう

うつ病の人は、暗くて落ち込んでいるイメージが強いですよね。

それだけではないのです。

常にイライラしていたり、眉間にシワを寄せている。

怒っている雰囲気が漂っている。

そのような不機嫌な表情もします。

健康な人も自分が思っているように事が進まないときは、不機嫌になることがありますよね。

しかし、うつ病の人は、他人に悪いように言われているというような被害妄想。

自分が思っているように行動ができないなど。

想像と現実のギャップに苛立ちが込み上げるのです。

不機嫌なのをアピールするかのような舌打ちなど、周りに八つ当たりをすることもあります。

いつも不機嫌な顔つきをしている場合はうつ病も考えられるので、ただ虫の居所が悪いだけと見過ごさないようにしましょう。

 

・顔色が悪い

うつ病になってしまうと顔の血色が悪くなります。

寝られない、食欲もわかないという症状の影響です。

朝に起床できなくて大変そうだし、血の気が引いて真っ青な顔だった。

疲れなのか茶色い顔色で、目の下に深いクマを作っているなど。

このような様子が見られる場合は、うつ病を疑いましょう。

うつ病ではなくとも寝不足ならクマができますし、しっかり食べられていないと疲れが顔に出てしまいますよね。

毎日のようにその状況が続くと体調も崩しますし、何よりも顔が垂れてきます。

寝れば治るからとそのまま放置するのではなく、休息させてあげてください。

ご飯を食べられているのか健康的に過ごせているなど聞いてみましょう。

青白いという顔色は有名ですね。

そして、あまり知られていませんが、茶色い顔色はうつ病に多いので注意しておくといいですよ。

 

・話すとき不自然な満面の笑み

先ほど、無表情になると述べましたが、そうではない人もいます。

無理に笑う人もいるのです。

そのよう人は、自分がうつ病だと悟られないよう無理して笑顔を浮かべます。

しかし、よく見ると目が笑っていなかったり、本当の笑みではないことがわかってしまいます。

この顔つきは、察知することが一番難しいです。

うつ病になっている人自体、無自覚で気づかれないようにがんばっているのですから。

こうなってしまっては、尚更気づきにくいですよね。

無理して笑っていないか尋ねてみましょう。

本人も何で笑っているのか自己嫌悪に陥ってしまうこともありますから、その前に気づいてあげてくださいね。

 

悪くなる前に小さな異変も気づいてあげましょう。

体調不良になっていないか、小まめに確認してくださいね。

無理していると思ったらすぐに休ませるようにしてください。