紹介する症状が見受けられる場合は、病院に行くことをおすすめします。

悪化するのは簡単ですが、治すのは大変です。

軽い症状のときから治療しましょう。

・うつ病は不眠症と併発しやすい?

うつ病は不眠症にもなりやすいです。

寝られなくてただの不眠症だと思っていたら、実はうつ病だったと発覚することもあります。

最近眠れないと思ったら、不眠症だけではなくうつ病も疑いましょう。

朝の起きる予定時間より2時間以上も前に目が覚めてしまい、もう一度寝ようとしても寝つけないなんてことはありませんか?

この症状は、うつ病に多くあらわれる不眠症の種類でいう早朝覚醒です。

その状態が何度も続くと、脳が休めず体内時計が狂ってしまい朝起きるのがどんどんつらくなってきて症状を悪化させてしまいます。

睡眠障害の種類は、すぐに寝つけない入眠障害や眠りが浅い熟眠障害などもありますし、不眠の逆で常に寝足りず過眠になってしまう人もいます。

自分がどの症状に近いのか見極めましょう。

・疲れがとれない!怠さがぬけない!

不眠症の次に多い症状が、疲れや怠さです。

うつ病の人の疲れというのは、慣れない仕事や知らない人と話すなどの軽い疲れではありません。

普段の生活で欠かせない着替えや洗顔さえ、強い疲れを感じてしまいます。

体の怠さがずっとぬけず、何をするのも億劫になってしまうのです。

うつ病になっていない人は、多少の疲れや怠さも心と体で健康を保とうとします。

しかし、うつ病の人は常に疲れや怠さがぬけません。

座っているだけでつらいという人もいます。

うつ病になっている半数以上の人は疲れや怠さを訴えます。

ただ単に仕事のやりすぎで疲れているだけだとごまかしてはいませんか?

ゆっくり休めないから怠さが残っているだけだと放置していませんか?

そのままにしておくと危ないですよ。

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・食欲はなくなるし美味しくない

風邪などと同様にうつ病も、食欲がなくなります。

食欲がないのをごまかし続け、がんばって食べていると症状は悪化します。

どんどん食べるのがつらくて苦しい行動に変わってしまいます。

最終的に味がわからなくなる味覚障害を引き起こす可能性もあります。

うつ病になっていない人もおいしくない食事は嬉しくありません。

無理はせず、食べられるものを少しずつ口にしていきましょう。

反対に食欲が増す人もいます。

ずっと食べていても満足できません。

しかも、食べるのは炭水化物やお菓子などのあまり健康的とはいえないものばかり。

この症状の影響で体重が増加してしまう人もいます。

食欲がない人は、その症状が落ち着いているときに軽く食べましょう。

食欲がありすぎる人は、なるべくカロリーが低いものやストレスにならない程度に食べましょう。

・ずっと頭痛や関節痛がある

普段の何気ない生活の中でも、頭痛や関節痛はありますよね。

しかし、気分がずっと下がったままだったり何も楽しくないというような感情が同時にある場合はうつ病も疑った方がいいでしょう。

腰痛や肩がこるのも、うつ病の症状。

特に、頭の内側が痛いとうつ病の人はいいます。

痛さや重さも人それぞれです。

その痛みには、神経伝達物質が関わっています。

神経伝達物質であるセロトニンなどが十分あるときは痛みを和らげてくれるのです。

うつ病になると不足している状態となり、そのせいで病気をしていない人よりも痛みを強く感じやすくなります。

このくらい平気と思って放置していると、うつ病も進行してしまいます。

進行すると普段の暮らしにも影響を及ぼし、益々つらくなってしまうのでそうなる前に心療内科などを受診してみましょう。

・自律神経の乱れ

この言葉は、よく聞きますよね。

自律神経は身体の中にたくさん巡っている、心臓や肝臓などの臓器を動かすのに必要不可欠な神経です。

そんな重要な神経が乱れると、便秘やめまいに動悸などの症状が出てくるのです。

他にも、体温の調節がうまくできなかったり、吐き気が出たりと人によってさまざまです。

自律神経が乱れてしまうと、うつ病以外の病気を引き起こす可能性もあります。

下痢や便秘が続く過敏性腸症候群。

嘔吐や耳鳴りに難聴の症状が出るメニエール病など。

自分の症状がうつ病なのかわかりにくいときは、病院でしっかり診察してもらいましょう。

間違った治療をするのは危険ですからね。

知らないうちに症状は進行していることもあります。

しかも、うつ病は治りにくい病気です。

症状が数日続いていると思ったら速やかに病院で診てもらいましょう。