いきなりうつ病と宣告された家族にどう接してあげたらいいかわからないですよね。
接し方次第で、回復の速度も変わります。
しっかり寄り添ってあげましょう。
・話を聞いたりリラックスできる空間作りをしよう
うつ病になっている家族が、自然に休める空間作りをしましょう。
日常生活ではよくある風景ですが、食器片づけや洗濯を干しながらなどの片耳で話を聞く行為はうつ病の人にとってよくありません。
何か話したそうにしていたら、時間を作ってじっくり聞いてあげてください。
そして、会話で否定の意見はNGです。
言いたいことは何なのか汲み取ってあげましょう。
話したくないときもありますので、その雰囲気を感じたら無理に気候と聞かないであげてくださいね。
うつ病になるとため息が増えますし、元気がないことも多いです。
優しい言葉をかけたり、リラックスしてくつろいでも大丈夫と思わせてあげましょう。
癒される場所になれば症状も緩やかになり落ち着いてきます。
また、再発もしにくくなります。
空気を人一倍感じ取ってしまうのもうつ病の症状ですから、いつでも過ごしやすい雰囲気でいてあげましょう。
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・励ましや普段以上の対処はしない
落ち込んでいるから励ましたいと思いますよね。
しかし、励まされると自分を責めてしまいます。
こんなに励ましてくれてるのに自分は何もできない。
もっと頑張るのは無理。
内側に意識が向いてしまうので、むやみやたらな励ましはやめましょう。
また、病気だからと腫れ物に触るような態度はいけません。
普段の接し方に気遣いを足してみてください。
そして、落ち込んでいるなら楽しいことして元気を取り戻そうと無理やり外に連れて行ったりするのもやめましょう。
キャンプで自然に触れたり、カラオケで大きな声で歌いストレス発散する。
元気だったら楽しいことも、うつ病の人には急激な環境変化で心と体が悲鳴をあげます。
元気を取り戻したら連れて行ってあげましょうね。
・判断は急かさないで
うつ病の人の判断は、どうしてもネガティブになりがちです。
家族に迷惑をかけてしまうから離婚しなければいけない。
職場に復帰できないなら退職が当たり前。
このような判断をしてしまいます。
元気になってから一緒に考えようと説得しましょう。
焦ってもいいことはありませんから。
しかし、退職することによって早く復帰しなければいけないという気持ちをなくし治療に専念できます。
金銭的に余裕がある場合は、このような治療の仕方も考えておくといいでしょう。
うつ病の家族が焦り、勝手に判断をしようとしていたら止めてあげてください。
ゆっくり治療して症状が落ち着いてきたらどうしていきたいのか聞き、寄り添いながら判断しましょう。
うつ病の人に判断を任せきりにはしないでくださいね。
・病院の受診には付き添う!気が引ける場合は電話で相談してみよう
もし、病院に行く場合は必ず付き添ってあげましょう。
うつ病の人を1人で行かせてしまうのは危険です。
なぜなら、不安になりやすくうつ病の症状が進行していると自殺を考えてしまう可能性も出てくるからです。
うつ病の症状がひどいなら精神科に行きましょう。
しかし、不眠症や腰痛など体の症状が出ている場合は、心療内科のほうがおすすめです。
病院に連れて行くことが難しそうであれば、無料の電話相談を利用してみましょう。
支えていく家族も不安で、いらない想像もしてしまいます。
その気持ちも話した上で、これからどうすればいいのか指示を仰ぎましょう。
また、うつ病にも効果的なサプリを試すのもいいですよ。
他にも、うつ病になっていない家族にも相談するといいでしょう。
抱え込んでしまうとうつ病を治すどころではなくなってしまいますから。
・自殺は未然に防ごう!
先ほどから述べているように、うつ病の症状がひどいと自殺の可能性もあります。
常に自分を責めて、死にたいとつぶやくような状態が多いと自殺はすぐ目の前と考えましょう。
死にたいとつぶやいていたら、まずは何故そう思うのか話を聞いてください。
ただ理解してほしいと思っているときもあります。
そして、自殺行為をしてしまう人もいるのです。
小さなことも見逃さないよう、細心の注意を払いましょう。
例えば、よく言われる自殺行為にリストカットがありますよね。
そのリストカットの傷が増えていないか、夜は熟睡できているのか。
さりげなく確認してみましょう。
そんなことしていないよねという聞き方はタブーです。
余計追い詰めてしまいます。
自殺を食い止められるのは周囲の人だけなのです。
命より大切なものはありませんから、自殺は何としても防がなくてはいけません。
うつ病の進行は早く、治るのは遅いです。
家族の献身的なサポートが人生も左右します。
しっかり支えてあげましょう。