うつ病になってしまう人が、年々増加しています。
もし、自分や身近な人がうつ病になったらどんな風になるのか、どう対処したらいいのか勉強しておきましょう。
「ツレがうつになりまして」という映画では、比較的に見やすいストーリーで尚且つ愛やうつ病についてたくさん知れます。
おすすめの理由を知って、ぜひ、観賞してみてくださいね。
・あらすじ
仕事ができるサラリーマンであるツレと呼ばれる夫。
妻である晴子。
真面目で優しいツレを演じるのは堺雅人さん。
漫画家の仕事を頑張っている晴子を演じるのは、宮崎あおいさんです。
ある日、晴子がツレに起こされます。
何かと思えば、真顔で「死にたい」というのです。
頭痛がすると訴えてくるツレに、晴子が風邪だろうと思い病院へ行かせようとします。
そんなとき、田山涼成さんが演じる加茂先生からうつ病と診断されるのです。
晴子は最近のツレの様子を思い返し、初期症状に気づいてあげられなかった自分に反省します。
ツレの仕事も辞めさせ、晴子も仕事を増やし徐々にうつ病は回復していきます。
波のように調子がよかったり悪いときがあり、その度に二人の愛や家族の支えが試される映画です。
最後には、感動できる作品なのです。
・おすすめの理由①仕事に関係している
この世界では、仕事をしている人がほとんどですよね。
生活していくためには、どうしてもお金が必要です。
やりたくない仕事もこなさなくてはならない。
それだけでもストレスはかかります。
加えて、通勤時の満員電車も疲れますよね。
当たり前のように毎日乗っていますが、それだけでもストレスなのです。
つまり、朝からいらないストレスをため込んでいるということ。
特に人間関係で何かあったときは、精神的にも負荷がかかります。
そうなると、よりうつ病にかかりやすいのです。
「ツレがうつになりまして」では、そのような場面もしっかり表現されています。
満員電車やクレームの電話対応に上司、後輩の会話など。
仕事にありがちなことですが、1つずつ小さなストレスです。
うつ病になる原因も仕事が多いので、映画を観て改善できるところを探してみてはいかがでしょうか。
・おすすめの理由②うつ病のリアリティー
映画の中では、ツレがお弁当を毎朝自分で作り、曜日ごとに決まったチーズを入れます。
チーズと同様で、スーツに合わせるネクタイまで曜日ごとに決まっています。
このシーンでは、うつ病になりやすい性格というのが表現されています。
ツレも几帳面で完璧主義者、責任感も人一倍強いです。
このような性格だと、人からの評価を気にしたり頼まれごとを嫌でも引き受けてしまうのです。
いい人と呼ばれるほど、嫌なことを断れずにストレスをため込んでしまいうつ病にかかりやくなります。
ツレも仕事で頼まれると、あまり断れませんでした。
そして、うつ病の症状としては何も悪いことをしていないのに自分を責めてしまいます。
映画でも布団にくるまってツレが泣くシーンがあります。
また、気分の波があるのもうつ病の特徴で、晴れのときは気分がよくなったり、曇っていると憂鬱など、天気でも左右されます。
このようなうつ病の症状も、リアルに表現されているのです。
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・おすすめの理由③可愛いイラスト
この「ツレがうつになりまして」の映画は、コミックエッセイが原作です。
映画の中では、原作者である細川先生が映画のために書き下ろしたイラストが時々登場します。
『ガンバらないぞ!』と意気込んでいる晴子や、布団の中で泣いているツレなど。
ほのぼのとしたイラストのタッチが観ていて癒されます。
クスッと笑えるようなものもありますよ。
そして、一番注目してほしいのは『ツレがうつになりまして仕事をください』と言えたときのイラストです。
うつ病は恥ずかしいことじゃないということを伝えてくれるイラストなのです。
心がジーンと温まるイラストばかりなので、注目してみてくださいね。
・観賞後はうつ病についてよく考えてみよう
おすすめの理由もチェックして、しっかり観賞した後はうつ病についてよく考えましょう。
誰でもうつ病になる可能性があります。
もし、自分の家族がうつ病になったらどうしよう?
そんな風に、イメージして考えるのもいいでしょう。
「ツレがうつになりまして」では、周りの支えが一番重要だということを教えてくれるのです。
いかがでしたか?
映画の「ツレがうつになりまして」を観たくなったのではないでしょうか。
観るときの注意は、周りにうつ病の経験がある人がいないことです。
うつ病の症状を思い出し、不快な思いになる人もいるからです。
コミックエッセイも合わせてみてみると、もっとうつ病を理解できますよ。
ぜひ、観てみてくださいね。